F.King Toggyこの番組は、起業され第一線でご活躍の方をゲストにお迎えし、いろいろなお話を伺いながら、これから起業を考えている方へメッセージをお伝えする番組です。

F.King Toggy本日のゲストは、trattoriYa Mimasaka（トラットリヤ ミマサカ）の鳥谷憲樹さんです。先週は鳥谷さんのお仕事の内容、そして職歴をお伺いしましたが、今週は起業するきっかけをぜひ教えてください。

鳥谷憲樹さん私、イタリア修行から帰ってきて、久しぶりに実家の正月を過ごしたんですよ。

F.King Toggy佐賀の武雄ですね。

鳥谷憲樹さん私、実家が本家だったので、正月といえば、じいちゃん、ばぁちゃんから家族みんな集まって、とにかく正月らしい、伝統的な行いをしっかりとやるお家だったんですよ。私が幼い頃はそうだったんです。イタリアに行く前年に父が他界したこともあって、僕が久しぶりに正月に襖をスーッと開けると、昔、知っていた景色じゃない、80歳過ぎて、長男だった息子を失ってしょんぼりしているじいちゃん、ばぁちゃんと、配偶者を失ったから、要は血がつながっていない家族である母がちょこんとしているんですよ。

F.King Toggy3人だけ…。

鳥谷憲樹さん3人だけですね。それをほったらかして、よしじゃあ、東京のお店からお誘いがあるから、東京で働いてくるよ、楽しく、じゃあね、とはやっぱりもう言えなくて。大学卒業からすると12年くらい佐賀を離れていた私からすると、知り合いも少ないし、素晴らしい飲食店があることも当時全然わかっていなかったので、働く場所、自分らしく働ける場所というものを見つけられなかったんですよ。じゃあ、自分らしく働ける舞台を自分で作るしかないという、じゃあ開業するしかないのかという順序立てですね。

F.King Toggyそういう選択肢しかほぼなかった、という。

鳥谷憲樹さん追い込まれ開業です。

F.King Toggy追い込まれ開業…。では、来週はどんなお話を伺えるんでしょうか、お楽しみに。

鳥谷憲樹さんありがとうございます。